一人で不安を抱えている夫のつらさ

絶対安静と指示が出てから2週間。明るかった雪穂は日に日に憔悴していきました。仕事をしながらも家事は全て和樹がこなし、雪穂に負担をかけないよう努める毎日。そしてある日、和樹は仕事のことをある人に相談することにしました。

このエピソードをインスタグラムに投稿した際、コメント欄では意見が真っ二つに分かれました。

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「お金のことは子供ができる前に想定しておくべきことでは?!」と、この状況になってから焦りだす和樹の様子を非難する声もあれば「想定しておくことと、実際にその立場になることは違う。計画をしっかり立てて緻密な準備がないと妊娠してはダメと言うなら、20代で子供を産むのは難しい」と擁護する声もありました。

確かに妊娠・出産で、一時的にでも和樹だけが働くことになる点は想定しておくべきことだったとは思いますが、妊娠は計画通りにいくとは限らないもの。大事なのはその状況に置かれたときに、いかに夫婦で歩み寄り乗り越えられるかどうかかなと思いました。

また、「妻は不安を夫に吐き出せるけど、夫は仕事のことも家のこともなかなか他人には吐き出せないし本当につらそう」というコメントも。たしかにお腹の子どものことや妻の状況を考えると、夫は家庭内で愚痴を吐きづらい状況。さらにパワハラ気味な上司がいる職場でのストレスも抱えている和樹はつらいだろうなと感じます。

お互いが違うベクトルの大変さを抱えている場合、うまくシェアしていかないと、どちらかの不満が溜まって爆発してしまったりしがちです。夫婦2人だけだったところから、妊娠で家庭環境が変わるタイミングは夫婦仲にも変化が起こりやすい時期。和樹は転職を考え始めますが、環境の変化から起こる夫婦の問題、みなさんはどうしているのでしょうか。後編【切迫流産の妻のため、すべての家事を負担する夫に…さらに「頑張れ」という圧力】へ続きます。