真冬の「ヒートショック」を防ぐ、かんたん体操「全身ほぐし」のスゴイ効果

イラストで解説

冬は老化した血管が原因となる深刻な病を起こしやすい季節だ。だが、一ヵ所30秒程度の簡単なストレッチを続けることが、あなたを病から遠ざける。「全身ほぐし」の驚くべき効果を紹介する。

血管がしなやかになる

冷え込みが厳しくなる真冬には、脳や心臓のトラブルで命を落とす人が後を絶たない。

「冬にもっとも気を付けなければいけないのはヒートショックです。

暖かい部屋から寒い屋外へ出た時など、寒暖差によって血圧が急変動し、それに血管が耐えられなくなって心筋梗塞や脳卒中を引き起こします」(すぎおかクリニック院長の杉岡充爾氏)

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ヒートショックは、外気との温度差が5度を超えると発生しやすくなる現象だ。国立循環器病研究センターが発表している統計によると、心筋梗塞が原因で心停止に陥る人の人数は1月が年間を通して最多となっている。なんと、もっとも少ない7月の1・5倍の数値となっているのだ。

危険なのは寒さだけではない。空気が乾燥することから、体内の水分量も知らぬ間に奪われていく。実際に、冬季の体内水分量は夏季に比べて5%も低くなることが明らかになっている。

体内水分量が少なくなると血流が滞り、より血管が詰まったり、破れやすくなってしまう。これも冬に心筋梗塞や脳卒中が起こりやすい理由だ。

では、冬に頻発する血管のトラブルから身を守る方法はないのだろうか。帝塚山学院大学講師の新野弘美氏が語る。

「実は、ストレッチで全身の筋肉を伸ばすことで、破れたり詰まったりすることのないしなやかな血管を作ることができます。こうした健康な血管を手に入れることが、脳と心臓を危機から守ることにつながるのです」

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