受験の時期の親のサポートについて

受験勉強そのものをがんばるのは、あくまでも子ども自身。親がしてあげられるサポートとして、上田さんは「気持ちよく勉強してもらう」ことを心がけていたという。

「でも、親のほうから『〇〇しようか?』と声をかけるのは、必要なかったりするんですよね。子どもにも、いろいろ考えがありますし。ただ、子どもから頼まれたことに対しては『はいはーい』とか『いいよー』と言って、気軽にやってあげていました。

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長男はまったく手がかからなかったんですが、三男は『過去問をやるから、入試問題の解答用紙をコピーしてほしい』とか、『塾のプリントを整理してほしい』とか、すごく人使いが荒くて(笑)。センター試験の分厚い過去問のテキストを持ち歩きやすくするために、電子レンジでチンして、糊を溶かし、1年ごとに分解する作業もやりましたね。

次男のときは、英語が不安だったので、個人の英語の先生のところに通わせていたんですね。それで、大学の過去問を解いた答案を、子どもが学校に行っている間にその先生のところに持って行って、採点してもらって帰ってくる、というのを、センター試験の後の1ヵ月近く、私が引き受けました。そういうふうに、子どもから頼まれて、私ができそうなところだけを手伝うという形でした。男の子は特にそんな感じです」

上田さんの家庭では、きっと勉強するのが居心地よかったのだろうなぁと思わせるが、意外にも「子どもたちは3人とも、家では勉強しなかったんですよ」とのこと。

「家ではダラけるというので、塾の自習室に行っていました。自習室に行っていると、本当にちゃんと勉強しているかどうか、不安でしょう? 私もいつも不安で(笑)。でも、テストの結果で分かりますよね。そのぶん、私はいつも家で平和に過ごしていたので、子どもたちが帰ってきたときに癒してあげるという感じでした(笑)」