2022.01.14
# エンタメ

『カムカムエヴリバディ』深津絵里が「18歳のるい」を演じた“深い意味”

若い役者2人を繋ぐのに適任だった
堺屋 大地 プロフィール

けれど数回経た頃には“18歳のるい”としてスッと馴染んでいる……。それは“見慣れたから”なんて話ではなく、シンプルに深津さんの演技力の賜物で、演じているのがアラフィフ女性だなんてことはすっかり忘れてしまう。

母との確執といった影がありながらも気立てがよいるいの初々しい表情は、まさしく18歳のそれ。深津さんはティーンエイジャーの感情の機微を見事に表現しているのです。

異色の「トリプルヒロイン作」に必要だった

ここで深津さんのキャリアを振り返っておきましょう。

1988年に女優デビューを果たした深津さんは、2010年には映画『悪人』で、「モントリオール世界映画祭」最優秀女優賞、「日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞を受賞しており、言わずもがな演技力の高さは折り紙付き。

映画『悪人』で「日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞を受賞した深津さん[Photo by gettyimages]
 

これまでに様々な役柄を演じており、例えば1995年に本木雅弘さんとダブル主演したドラマ『最高の片思い』(フジテレビ系)では、いわゆる少女漫画のヒロインのような健気に片思いを続けるピュアな役どころも演じています。

しかし、1997年から始まった大ヒットドラマ『踊る大捜査線』シリーズ(フジテレビ系)で演じた女刑事のように、自分の芯をしっかり持った気の強い女性役のイメージを持っていた視聴者が多いのではないでしょうか。

筆者は個人的に、深津さんが2001年に常盤貴子さんとダブル主演し、勝ち気な行政書士を演じていたドラマ『カバチタレ!』(フジテレビ系)が大好きなため、特にそういったイメージを持っているのかもしれません。

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