「ときめく相手」より「自信を与えてくれる相手」を求めていた

そんな中、本当に愛おしい気持ちが自然と湧き出たんだろうな、と筆者が感じたのが、あざと系女子を自認する美郷さんと、お互いの白シャツにペインティングする遊びの最中に頬にしたキスだ。

初めてのデートなのに、まるで恋人同士のようだった2人/『バチェラー・ジャパン」シーズン4

黄さんが恋をしていたのは美郷さんだろう。デートを重ねていく中で、「彼女が何を考えているか分からない」「緊張した」などの台詞も出てきた。恋をしたことがある人なら、こうした心情は理解できると思う。不安とときめきは表裏一体だ。

もし、彼がまだ20代で、恋愛経験値がそこまで高くない段階なら、美郷さんを選んでいたかもしれない

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だが、彼は既に34歳。大学時代や会社員時代はモテモテだっただろうし、好みのタイプとの恋愛も経験しただろう。その上で、まだ運命の相手とは出会えていなかった。つまり、ときめく相手=幸せになれる相手、とは限らないことを経験から知っていたはず。

「バチェロレッテ」では失敗したが、今度こそ、自分らしさを出し、その上で自分を愛してくれる女性と出会いたかったのだと思う。

将来、結婚する相手に求めるものを漢字一文字で書いてほしいと黄さんから言われた諒子さんが選んだ言葉は「信」だった/『バチェラー・ジャパン」シーズン4

実業家は成功欲高め、つまり男性ホルモン高めでないと成り立ちにくい(もちろん例外もある)。そうした成功した男性の中には、派手に恋愛をし、初対面からピンときた好みのタイプと結婚をして、その上で浮気もする人は山ほどいる。実際にする機会はなくても、そういう人生をやぶさかではないと感じている人も山ほどいるだろう。

が、彼はたぶんそういうタイプではない。少なくとも参加時の段階では、安らげて、支えてくれて、自分に自信を与えてくれる。そういう女性と愛し愛され生きていきたいと望んでいたのではなかろうか。