多すぎるキスは「確認」と「実験」のため

諒子さんを選びそう、と感じた根拠を語る前に、そもそも黄さんは欲望に任せて行動するチャラい男なのか、という点について語ろうと思う。

複数の女性にキスをした彼の行動は賛否両論、いや、否の方が多かったのかもしれない。自分の欲望のままに動きすぎじゃない!? と。

だが、むしろ欲望のままに動けない、というか欲望が噴き出しにくいタイプだからこそ、ああいった行動スタイルに振り切ったのだろう、と私は感じた。

エピソード1のカクテルパーティーで、黄さんと話すためにプールに飛び込んだ諒子さん。水の中でハグをしたこのときから、二人は「友達」から「恋愛対象」になったのかもしれない/『バチェラー・ジャパン」シーズン4

気持ちが乗ってきたら行動で表さないとダメだ! そうしないと相手に伝わらないし、恋は始まらない! みたいな。

彼は以前、『バチェラー・ジャパン』の男女逆バージョン『バチェロレッテ・ジャパン』に参加しており、最後の2人まで残った。だが結局選ばれなかったことについて、自分をさらけ出せなかった、と同作で後悔の念を語っている。

とにかく目の前の女性のことだけ見る、と話していたのも、そう心がけていないと何も起きず終わってしまうタイプなのかも、と思った。

中野綾香さんとこのあとお泊りをして物議を醸すことに…/『バチェラー・ジャパン」シーズン4

男性は、好みの相手と出会ったら、初対面などでも「この人だ!」と恋愛感情が爆発する傾向がある。だが、彼は自分の気持ちに確信を持つまでに時間がかかる。しかし悠長にやれる時間はない。だから、自分の気持ちをブーストさせるために、本気になれるかを確かめるために、心が動いた相手にはキスをしたのだと思う。

その色が特に顕著だったのは、鍼灸師・藤原望未さん(25歳)とのキス。唐突さにMCたちも驚いていたが、お互いの気持ちを確かめたかったのだろう。いうなれば、欲望によるキスではなく、確認と実験のためのキスだ(もちろん好意を伝えたいという意図もあっただろう)。

「行こうか」と言って立ったかと思えば、唐突に望未さんにキスをした黄さん/『バチェラー・ジャパン」シーズン4