2022.01.11
# 不動産

「足音がうるさい」、マンション「階下のクレーマー」のせいで5000万の部屋を手放した30代女性の悲劇

本多 慎一 プロフィール

貴史さん 買い替えは大変でしょう。手続きの手間や諸費用の負担もあるし。損しなかった?

香さん はい。当然、売りに出す時、売却時の告知事項に「騒音トラブルあり」と書かなくてはいけないので、やはり希望額では売れませんでした。たまたま今は市況がいいので、購入時と変わらないくらいでは売却できたのは不幸中の幸いでしたが…。しかし代わりに購入した物件のほうは、それまでと同条件とはいかず、部屋は狭く、築年数も古くなりましたね。本当にいま思い出してもはらわたが煮え繰り返る思いです。

貴史さんがお住いのタワマンは、一般的にそういうトラブルとは無縁なような気もしますが、いかがですか。

 

マルチ商法の勧誘

貴史さん うちのタワマンは都心部だし、キラキラしているように見られがちだけど、実際はそんな上品なものじゃないよ。怪しい住人とか、住人なのかどうかよくわからないような人も多い。以前、管理組合で問題になったのはマルチ商法の勧誘でしたね。

マンションの共用施設である20階の見晴らしのいい「スカイラウンジ」を使って堂々と、ノートにお決まりのピラミッドの図を書きながら「あなたも成功すれば、タワマンに住めますよ」みたいに言っていてさ。

孝太郎さん マルチ勧誘は「タワマンあるある」ですよね。

貴史さん しかも勧誘している人は、マンション居住者じゃなくて、賃貸に出ている一部屋を事務所みたいに時間貸しで使ってたの。で、これ見よがしにちょっと豪華なラウンジで勧誘をおこなうというわけです。

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