2022.01.11
# 不動産

「足音がうるさい」、マンション「階下のクレーマー」のせいで5000万の部屋を手放した30代女性の悲劇

本多 慎一 プロフィール

香さん トラブルを大きくしないように、すぐさま菓子折りを持って謝りに行きました。先方はかなりお怒りの様子で、「この時間とこの時間、うるさいんですよ」と「あなたたちの動向は把握している」と言わんばかりに言い募ってきます。簡単には収まらなさそうだなと思ったので、「今後、ご迷惑がかからないように対応します」と伝えてとりあえずは引き上げました。

それ以降、自宅では、フローリングだけでなく、廊下も全てクッションマットを敷き詰めて足音に気を使い、話し声も小さくし、テレビの音も必ず一定の音量以下に設定するようにしました。

孝太郎さん まあ小さい子供がいると、ある程度の音は仕方ないですよね。

香さん そう思ってくれる寛容な人ならよかったんですが…。困ったことに、下の階の方は、対策をした後も、継続的に苦情を入れて来ていました。それで、どうすればいいのか途方にくれていたある時、明らかにおかしいことが起きたんです。

孝太郎さん と言いますと?

 

香さん ある時、「昨晩もうるさかった」とわざわざうちの玄関口までやってきて、いつものように苦情を述べて帰っていったのですが、じつはその夜、私たち家族は旅行に出掛けていて、自宅にはいなかったんです。それで、下の階の人が言ってきているのは、かなりの部分、嫌がらせなんじゃないかと思うようになったのです。

その後も苦情は何度も続き、私たち家族もたまりかねて、管理会社や警察に相談したのですが、住民同士のトラブルで不介入ということになってしまいました。それでもう関わりたくないということで、結局、その部屋は売り払って、子供の保育園も変えたくなかったので、近所でたまたま売りに出ていた物件に買い替えました。

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