2022.01.17
# 東証 # 日本株

日経平均2万8000円割れのウラで、いまプロが注目するのは「ワケあり特価」好業績株だった!

宇野沢 茂樹 プロフィール

くら寿司(2695)

21年10月期の連結営業損益は26.7億円の赤字に転落した同社だが、22年10月期は新規出店費用を吸収し、28.2億円の黒字に急浮上する見通しだ。既存店の月次売上高では、昨年12月(1月5日公表)に5か月ぶりの昨年対比100%超えも果たすなど、新年度の出足も好調だ。

これまでは、自動会計やセルフレジを導入する「非接触型店舗」への投資が重荷となっていた側面もある。ただし、こうした感染防止対策はポストコロナ時代に実を結ぶ可能性は高い。消費者から高い支持を得るための、効果的な積極投資として評価されるべきだろう。

中期計画では「24.10期の売上高2200億円、海外売上比率20%、経常利益率5%以上」を目標に掲げている点にも期待したい。

photo by iStock
 

日本水産(1332)

22年3月期の連結営業利益は245億円(前期比35.5%増)で過去最高益を更新する見通しだ。続く23年3月期も最高益の更新は続くとみられるが、コンセンサスでは(1)すり身など原料高の影響、(2)体質強化の効果一巡など、利益成長が踊り場を迎えるとの見方もある。

実際、好業績銘柄であっても、利益成長の勢い(モメンタム)が鈍化する場合は、株価の反応もシビアだ。昨年のエムスリー(2413)もその一例だろう。

一方、完全に織り込まれていない期待材料もある。同社はEPA(エイコサペンタエン酸)を軸とする水産資源由来の高度精製技術を確立している。昨年10月には米国に向けて医薬品原料の出荷も開始した。高純度EPA医薬品の販売拡大が確認されれば、モメンタム改善の契機となるだろう。

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