日本マクドナルドHD(2702)

株価は昨年来安値圏まで落ち込んでいる。優待人気の高い12月決算銘柄だけに、権利落ちという事情もあろう。
しかし、それ以上に東証再編に絡んだ特殊事情が失望売りを誘っている。同社が事前に期待されていたプライム市場(現在の東証一部市場に相当)ではなく、スタンダード市場を選択したことだ。
もっとも、業績は相変わらず絶好調だ。新型コロナの感染再拡大で外食産業には暗雲が立ち込めているが、デリバリーやテイクアウト需要でも強みを発揮できるのが同社だ。
22年12月期も最高益の更新は十分に期待できよう。無理にプライム市場を選択した銘柄よりは、よほど高格なスタンダード市場銘柄として見直したい。