2022.01.14
# 企業・経営

若手社員の「やる気」を削っている、上司・先輩たちの「NGな言動」

Z世代の社員が本当に求めているもの
荻田 泰夫 プロフィール

その上で、できた時には、わかりやすい形で評価してあげることが欠かせない。「ありがとう」「助かるよ」といった感謝の言葉や、「無理しないでね」といった頑張りを気づかう言葉、そして「頼りになるね」「成長したね」といった褒め言葉は、承認欲求・貢献意欲の強いZ世代のモチベーションに大いにプラスとなるはずだ。

Z世代が求めているのは、頼りがいのある古風な上司よりも、人としての対等な関係を大切にし、相手を尊重してくれる上司なのだ。

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Z世代は何にやりがいを感じているのか?

Z世代は職場や仕事に何を求めているのだろうか?引き続きマイナビ転職の調査データを手がかりに、その特徴を見てみよう。

「転職先の職場環境に求めること」(複数回答)のトップ3
■プライベートを大切にできる(76.7%)
■福利厚生・休暇制度の充実(70.8%)
■風通しのよい社風(意見が言いやすい、人間関係がいい 等)(58.4%)

特に「プライベートを大切にできる」「福利厚生・休暇制度の充実」については、ミレニアム世代以前と比べても重視されている。とはいえ、回答結果は

■仕事のやりがい・達成感(57.2%)
■給与の向上(45.0%)

と続いており、仕事のやりがいや収入への関心が低いわけでもない。仕事は大切だが、同じくらいプライベートも大切。友人や家族と過ごす時間、あるいは趣味などのために自分らしく過ごす時間を犠牲にしたくないという意識が強い。

その背景にはZ世代ならではの「タムパ(※2)」(タイム・パフォーマンス、時間対効果)志向がある。ミレニアル世代がコスパ(コスト・パフォーマンス)志向とされる一方、早くからSNSや動画コンテンツに親しみ、大量の情報を浴びてきたZ世代には、限られた時間をいかに効率的に使うかという意識が根づいている。「残業をしている人=頑張っている人」という価値観に対して違和感をもつ人が多い。

※2:世代・トレンド評論家 / マーケティングライターの牛窪恵さんが提唱

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