あっという間に大家族になっちゃった(笑)

今も、料理は好きだ。2016年に結婚してからも、時間があるときは吉田さんが朝食、夕食ともに腕を振るうことが多かった。

「結婚当初は、妻より僕が作ることが多かったんですが、最近は努力しているようで、美味しいものを作れるようになってきた。ただ、去年の春に娘が生まれてからは、食事の時間も常に戦争みたいな状態なので、時間があるときは僕が作りますし、ウーバーに頼むことも増えました」

今、吉田家には、妻と子どものほかに、ポーチュギーズ・ウォータードッグの親子が3匹いる。結婚してすぐ、妻の希望で犬を飼うことにした。

「(産まれた子犬の)うち6頭は里子に出して、2匹残したのが、1年と少し前です。そのあと娘も生まれたので、あっという間に大家族になっちゃった。朝と夕方の2回、散歩に行くんですが、僕がいないと妻が乳母車を押しながら、片手でリードを3本もコントロールしなきゃならない(笑)。それはちょっと無理なので、できるだけ早く家に帰って、散歩には家族全員で出かけるようにしています」

撮影/山本倫子
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得意料理は、「煮物から炒め物までなんでも」という吉田さんが、これまでで一番人に振る舞ってきた料理は鍋だ。特に、吉田さんが主宰する「劇団AUN」では、若い劇団員と一緒に鍋を囲むことが多かった。

「今年、劇団を創設して25周年なんですが、鍋を囲んでいたのは、10年目ぐらいまでかな。そこで芝居の話をしたり、演技のダメ出しをしたりしていました。それは、叱咤激励という意味でのダメ出しで、若手には必要なことだと思っていたんです。でも、やる方もエネルギーがいるし、ここ十何年かはあまり……。というのも、食事の時間って唯一人が心から寛げる時間だから、食べるときにストレスを感じるのは良くないんじゃないかなって」