内申点を上げるための噂を聞いたことはありますか?

内申は分からないことが多いぶん、都市伝説レベルの噂がまことしやかにささやかれていたりする。アンケートでも、巷で内申点が上がると言われている内容について「3年間ひとつの部活動を継続する」、「運動部に入って、とにかくスポーツをがんばる」、「部活動の主将、生徒会役員は先生の覚えがいいらしい」、「ボランティア活動に参加する」、「先生に媚びを売っておく」、「親がPTA役員になる」など、さまざまなコメントが集まった。

高校入試指導を20年近く続けてきた松田さんからすれば、「部活動に入っているかどうかで、合否が分かれるということはあまりないのかなという気がします。しかも東京の場合、その要素は関係ありません」とのこと。いわゆるスポーツ推薦などを導入している私立高校ならまだしも、公立高校の一般入試であれば、無理して好きでもない部活に入る必要はなさそうだ。

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「実際、埼玉などでは、中3になると突然ボランティア活動に目覚めたりする生徒がそれなりにいるんですけど、あまり関係ないと思います。親のPTA役員はもちろん関係ないですね。また、生徒会をやっているから〇点、部長をやっているから〇点、と明確にされていない以上、テストでちゃんと点を取り、通知表の評定を高くすることが、合格のために最も重要だと思います。それはどの都道府県も同じです」

「先生に媚びを売る」までは、ちょっと言い過ぎだとしても、子どもが先生に好かれているかどうかは、評価に関係してくるのでは?

「確かに、通知表の観点別評価の3つ目、“主体的に学ぶ態度”の項目については、客観性が完全に担保されるかというと……それは非常に難しいことですね、残念なことに。それでも評価の一部を占める可能性があるので、できることとしては、態度をきちんとしておくことです。つまり、授業に集中する、居眠りしない、発言を求められたときは発言できるようにする、というのは、それなりに重要なんじゃないかなと思いますね。教師も人間なので、すべてを客観的にきれいに判断するのは難しい。ですから、主体的に物事に取り組んでくれる生徒のほうを評価しがち、ということはあると思います」