通知表の5段階評価はどうやって決まる?

「通知表の観点別評価がオールAなのに、評定4だったので、子どもに理由を聞いたら、その教科の先生とは折り合いが悪いとのことだった」、「オールAで評定4はありえるのか」といったアンケートのコメントがいくつか見られたが、そもそも通知表の5段階評価はどのように決まるのだろうか。

「通知表の教科別の5段階評価をつける前に、観点別評価というものが存在します。1つ目は“知識・技能”、2つ目は“思考・判断・表現”、3つ目は“主体的に学ぶ態度”。この3つが観点別評価としてABCの3ランクで示され、その点数の積み上げで、5段階評価が決まるのが基本です。観点別評価が通知表に記載されているケースも多いですね。計算の仕方は自治体によって変わりますが、通常、観点別評価がオールAであれば、4か5しかつかないということになっています。したがって、先のコメントのようにオールAで評定4というのもあり得ない話ではありません」(松田さん)

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観点別評価の3つの項目それぞれの内容を具体的に見てみよう。

「“知識・技能”で一番大きいのは定期テストですね。中間・期末テスト、それから週ごとにおこなわれたりする小テスト、先生がおこなうまとめテストなどが対象になります」

「“思考・判断・表現”は、各テストに加えて、英語のリスニングやスピーキング、理科の実験などが入ってきます。これらは、いわゆる“表現”にあたるわけです」

「“主体的に学ぶ態度”は、ノートやワークブックなどの提出物、あるいは授業中の挙手、発言、態度などが大きいと思います。ですから、いかに定期テストの結果がよかろうとも、授業中そっぽを向いていて、内職ばっかりしている生徒とか、提出物の期限を守らない生徒というのは、通知表で5はつかないんですね」