小さい頃は一緒にいるべき?

厚生労働省が2019年に発表した『国民生活基礎調査』において、「児童のいる世帯における母の仕事の状況」をみると、“仕事あり”の割合は 72.4%。これは調査を始めて以来の大きな割合で、働く母親が年々増えていることが分かります。

一方で、その働く母親をとりまく環境はどうでしょうか。

祖父母が近所に住んでいて家事・育児を手伝ってくれるというケースはそう多くなく、父親の育児休暇取得が推奨されるなど、育児においても男女平等が意識されるようになってきたとはいえ、やはりまだまだ母親の負担が大きいケースが多いのも事実。

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仕事をし、家事・育児をする母親にとって、子どもを安心安全な環境で預かってくれて、栄養のある食事を提供してくれる保育園は本当に心強い味方と言えるのではないでしょうか。

ところが、日本には「3歳までは母親が家庭で子育てをするべき」という“3歳児神話”が存在し、保育園に預けて働く母親が「こんなに小さいうちから子どもを預けるなんてかわいそう」と言われるケースも、いまだにあるようです。

介護職につく32歳のまゆみさん(仮名)は長女を生後8ヶ月で保育園に預けたとき、予想もしなかった言葉を周りから言われたといいます。

「介護の仕事をしていて現場が人手不足でした。とはいえ職場環境は非常によく、仕事にやりがいを感じていたのもあり、まずは短時間でもいいから復帰してほしいという上司の言葉に、娘が生後8ヶ月で迷いなく復職を決めました。

そこで驚いたのが周りからの反応でした。まだオムツも取れてない赤ちゃんを預けるなんてかわいそう、小さい頃に母親が一緒にいないと愛情不足で無表情な子どもになる……など。想像もしていなかったことを言われ、不安になったことを覚えています。

いま、娘は2歳になり、保育園でお友だちや先生と楽しそうに遊んでいる姿を見ると、預けてよかったなと思いますし、あのときに言われたアレコレは聞かなくてよかったことだなと、今だから思います。ただでさえ育児には不安なことが多いので、周りも注意ばかりするのではなく優しく見守って欲しいなと心から思います」

働く母親がこれだけ増えてきても、なかなか変わらない周囲からの「こうあるべき」という押し付け。

変化するライフステージに寄り添う情報サイト『ママリ』で連載中の人気漫画「ふわふわハム美さん」に登場するハムスター(!)のハム美さんは、こうした“周りからの圧力”に対して心強い反論をしてくれる、と話題です。