習近平も絶句する…「台湾侵攻」の後に始まる、中国の製造業「大崩壊」の序章

「半導体の供給源」を失うか

なぜ「焦土作戦」なのか?

台湾をめぐる緊張が高まるなか、台湾を中国から、どう守るか。米陸軍大学の季刊誌に、斬新なアイデアの論文が掲載された。いざとなれば「台湾が誇る半導体製造工場を自ら破壊する『焦土作戦』を展開せよ」と提言しているのだ。いったい、どういう話なのか。

筆者は、米空軍大学のジャレッド・M・マッキンニー教授とコロラド大学のピーター・ハリス准教授である。2人とも、インド太平洋に関する安全保障と戦争の専門家だ。「壊れた巣:中国の台湾侵攻を抑止する(Broken Nest: Deterring China from Invading Taiwan)」と題された15ページの論文は、昨年11月に発行された季刊誌「パラメーターズ」に掲載された(https://press.armywarcollege.edu/parameters/vol51/iss4/4/)。

2人の肩書と論文を掲載した媒体を見ただけで、これが「素人の思いつきや冗談ではない」と分かるだろう。論文は台湾侵攻を抑止するための、真面目な提言である。

台湾の蔡英文総統[Photo by gettyimages]
 

まず、2人の前提を明らかにしよう。

彼らは「もしも中国がその気になって、台湾に侵攻すれば、米国が武力介入したとしても、中国が勝利し、台湾を支配する可能性が高い」とみている。昨年12月24日公開コラムでも触れたように、米国では、そんな見方をする軍事専門家が少なくない(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/90812)。

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