東大卒の才女として様々なメディアで活躍する山口真由さんは、高校受験のために札幌から上京し、東京の進学校である筑波大学付属高校に通いたいという夢を見事に叶えた。いまでこそ受験について様々なメディアでアドバイスもしている山口さんだが、高校受験はハプニングの連続だったという。前編【東大卒・山口真由「東京の進学校に行きたい」…数学13点でも諦めなかった“高校受験”】から続く後編です。

受験前日、そして当日に続くアクシデント

翌日に雪の舞う東京で下見した筑波大学附属高校(以下・筑附)。門扉から校舎までのアプローチが長い学校だが、それ以上に、私の目には遠くに霞む。

写真はイメージです。Photo by iStock
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加えて、受験前日と当日の過ごし方でも、勝利の方程式から遠ざかった。

寒さの中を歩いて学校への道のりを確かめたまではよかった。落ち込む私を励まそうと、母は私を鉄板焼きに連れて行ってくれた。それはびっくりするくらい美味しくて、それまでの辛抱の日々をとろかす味だった。

だが、慣れない美食は五臓六腑を興奮させる。ホテルの一室で、途方もなくでっかいキングサイズのベッドに横たわりながら、私の目がどんどんと冴えていく。さらに、夕食後にシャワーだけで済ませたのもよくなかった。湯船にゆっくり浸かっていない足はどうしようもなく冷える。左足で右足を擦る。摩擦で温かくなるようにと願って。