入試直前、1月に家庭教師を

東京「御三家」の男子トップ校である開成中に合格したHさんの家庭も、集団塾に通いながら、個別指導を併用した。通っていた集団塾では、1番上のクラスに在籍していたが、なかなか自信が持てなかったという。入試直前の1月に、個別指導を受け、得意な算数を伸ばせたことが自信になった。開成のほか、渋谷教育学園幕張など難関校に合格した。

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Hさんは低学年の時、御三家の合格実績で有名な集団塾に通っていた。途中で別の集団塾に転塾し、そこはノリが良く、友達もいて楽しく通った。小学校の授業は合わないといい、成績も気にしなかったHさんが、塾の成績別のクラス分けで下がってしまった時は、すごく気にしていたそうだ。

塾での様子は、Hさんの母にはわからなかった。6年生の夏に、オンライン授業を受ける機会があり、集中できていない態度に焦りを感じ、二学期から学校に行く前の朝学習を勧めた。算数が得意で、理科・社会は何とか暗記した。頑張っても成績が伸びず、気持ちがどんよりしてしまい、合格判定テストは、思うような結果が出なかった。

年明けに、個別指導の先生を探した。1月は、感染症対策で学校を休む受験生が多く、頼みたい先生は予約がいっぱいだったが、何とか時間を作ってもらった。開成の算数でよく出題され、点差がつきやすい分野にしぼって依頼した。Hさんは自信がついて、1月にあった模試で、連続して良い合格判定を出し、2月1日の入試当日を迎えた。算数がよくできた感触があり、合格した。

最後に押し上げてくれたのは個別指導でも、集団塾のメリットはあったという。「入試会場に行くと、塾や志望校特訓の仲間がたくさんいました。ホーム感があって、良かったと思います」(Hさんの母)

いざ試験のときに知っている顔があってリラックスできる。それも大手塾ならではだろう Photo by iStock