集団塾に通う日を減らしていった

Gさんは、集団塾に通う日を減らしていき、入試前は週に3日、個別指導塾に通い続けた。同じ集団塾の生徒も個別指導を併用していて、よく見かけたそうだ。Gさんが在籍した集団塾の月謝は、小5で5万円を超す。夏期講習や、入試前の特訓などは別料金だ。そこに個別指導が加わると、かなりの料金になる。Gさんの母は、「それぞれにメリットはありましたが、費用対効果で考えれば、個別指導です」と話す。

「個別指導は、一人ひとりを見てくれるところが、一番のメリットだと思います。東大生の先生は、娘にとっては素敵なお姉さん、お兄さんで、寄り添い、熱意を持って向き合ってくれました。ただ、先生次第で、いい先生に出会えるかどうかは大きいです。

集団塾のメリットは、偏差値の出る試験を定期的に受験できることでした。実際の進路は、個別指導の先生に相談して決めました」

大手の良さと個別の良さがある Photo by iStock
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Gさん本人は、「集団塾は、友達と過ごすのが楽しかったです。入試で面接がある学校を受ける家族には、面接の練習をしてくれたのはよかったです」と振り返る。「個別指導は、先生が自分のレベルに合った教材を選んでくれました。先生の話を聞いているだけでなく、自分からコミュニケーションをすることが必要です」

結果として、Gさんは第二志望の大学系列校に合格した。近かった小学校と違って通学に時間はかかるものの、充実した生活だという。

「学校の入試対策会に行って、生徒も先生も礼儀正しく丁寧で、生徒が少ないところに魅力を感じました。何かあっても、すぐに全員で話し合いをするので、トラブルが起きません。中学生のうちは、クラブ活動はそれほど選べないのですが、小学生の頃からの習い事を地元で続けています」(Gさん)

Gさんの母も、面倒見がよく、伸び伸び過ごせる環境に満足している。「英語に力を入れていて、進学実績がいい学校と同じ教科書・同レベルのスピードで、学力別で学んでおり、ヒアリング力はかなりついたように感じます。高校受験を考えずに6年間過ごせて、親子ともに負担は少ないです」