ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系)は2021年10月から放送され、スーパー塾講師・黒木蔵人を演じた柳楽優弥さんをはじめ、ジャニーズJr.の羽村仁成さんたち子役や、保護者役のリアルさに注目が集まった。高瀬志帆さんの原作漫画は連載が続き、リアルな中学受験も1月の地方校からスタート。東京都の2月入試本番に向け、前受けや心身の健康管理など、緊張の日々となる。

柳楽優弥さんのインタビュー記事への反響から始まったこの連載では、「課金ゲーム」「大学系列校」「鉄道オタク」「帰国生」「御三家」「地方での受験」「塾の合格実績」「無料塾」「小6ママの震え」といった体験談を紹介。今回は、大手塾だけでなく個別指導を併用し、大学系列中に進んだGさん、直前のひと押しで開成中に合格したHさん家族に話を伺った。

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大手塾は楽しかったけれど

10代のGさんは、関東地方にある大学系列の私立中高一貫校に通っている。ドラマ『二月の勝者』は家族で見た。学校でも「黒木先生がかっこよくて好き」と言う友達がいて、話題になった。「塾に通っていた小学生の時はわからなかったけれど、私たちって塾のお客さんだったんだなって思いました」と率直に語るGさん。Gさんの母も「共感する、というより、『ああいう親いるよね』とか、受験の『あるある』が感じられて、面白かったです」と話す。

Gさんは、小学校低学年の頃から、大手の集団塾に通った。同じ小学校の友達も多く、学校の延長で、別の学校の新しい友達もできた。現在はコロナ禍でなくなったお弁当の時間は、おしゃべりしながら、とても楽しかったという。Gさんの母は、仕事が多忙でも、朝のうちにお弁当を作って冷蔵し、夜に温めて塾に届けた。

集団塾だと友達と一緒にワイワイするのが楽しい利点もある Photo by iStock

4年生の2月に5年生のカリキュラムが始まり、塾に通う時間も増え、勉強がハードになった。そんな時、Gさんの母は、たまたま個別指導塾のチラシを見かけた。「先生は、中学受験の経験がある東大生」という説明に惹かれるものがあり、体験に行った。

「個別指導塾の併用は、5年生の6月ごろからだったと思います。志望校の過去問などを見始めて、学校によってかなり傾向に特徴があることが分かり、それに合わせた個別の指導を受けたほうがいいのでは、と思いました。何となく集団塾に通い始めて中学受験のレールに乗りましたが、少し成績が伸び悩み、不得意科目が出てきたこともありました」(Gさんの母)