死刑に立ち会った刑務官が明かす…死刑囚を絶対に「名前」で呼んではいけない理由

現代ビジネス編集部

名前が分かってしまえば…

■死刑囚の呼び名

「一般受刑者と死刑囚の差は名前の呼び方にもあります」(M刑務官)

普通受刑者は「000番」といった称呼(しょうこ)番号で呼ばれるが、累犯受刑者(※何度も服役している人)は名前で呼ぶことも多いという。

「ところが死刑囚の場合、『絶対に』称呼番号で呼ばなくてはならなくなる。それは他の死刑囚への配慮のためなのです。死刑囚は基本的に隣の部屋に誰が入っているか分かりません。そのためトラブルも起きにくいのですが、名前が分かればトラブルにもなりやすい」(M刑務官)

また、事件の内容について知れば、(隣の××って奴5人殺してるのか…。7年目だからそろそろ死刑か…? すると次はオレ…?)というように死刑が早いか遅いかも何となく読めてしまう恐れがある。

「刑務官が明かす死刑の話」より

「そいうった気配りのひとつなのですが、有名死刑囚だとうっかり名前を呼びそうになる」

本記事では死刑囚の暮らしについて取り上げた。死刑制度は賛否両論があり、どちらの考え方が正しいという性格のものでもない。だからこそ、今一度「死刑」について深く考えるきっかけになるかもしれない。

 
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