2022.01.15
# ライフ

「平均寿命」の数字に安心する人が見落としている「残念な老後」の可能性

注目すべきは他にある
男女とも、右肩上がりで伸びている「平均寿命」。一方で「65歳以上の5人に1人が認知症」という時代が、目の前に迫っている。つまり、平均寿命だけを見て「死ぬまで健康」と安心することはできないのだ。そこで重要視すべきなのは、「健康寿命」というモノサシ。新刊『財産消滅』を出版した司法書士の岡信太郎氏が、「平均寿命」の盲点と「健康寿命」とは何かについて語る。

「平均寿命」に惑わされるな

超高齢社会の真っ只中にいる私たちは、認知症への備えを少しでも早く講じることが何より重要となります。認知症が進んでしまうと取り得る対策が限られてくるためです。

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そこで、ある意味やっかいなのが“平均寿命”です。

2019年(令和元年)の日本人の平均寿命は、男性が81.41歳で女性が87.45歳です。少し前まで男性は80歳に達していませんでしたが、2013年(平成25年)に女性よりも平均寿命が短いとされる男性も80歳を超えるに至ったのです。

この平均寿命から浮かび上がる数字を、読者の皆さんはどのようにお感じになるでしょうか?

 

一つ言えるのは、“この歳くらいまでは元気でいられるだろう”と思っている方があまりに多いことです。認知症の対策を取った方がいいのは分かっていても、80歳を過ぎてからで大丈夫だろう、とついつい考えてしまいます。

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