混ぜて改良して、我が家流の「当たり前」ができる

今回、ご紹介した「当たり前」の相違はほんの一例だ。ほかにもお餅の形やお雑煮の味付け(具材)、お年玉に初詣と育った家庭ごとに違いはあるが、どちらかの「当たり前」を強引に押し付ける時代はとっくに終わった。

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最初は小さな衝突や行き違いが生まれるが、この衝突がきっかけになってお互いの「当たり前」を理解し、ちょっとずつ歩み寄ったり新たなルールを考えて、自分たちだけのお正月の「当たり前」を作り出すのが当世風の夫婦、家族のあり方なのだろう。

「うちのお雑煮は、元旦は関西出身の夫が作る『白味噌仕立て』。2日目は私が実家で食べてた関東風のおすまし風。で、3日目はカレーつゆにお餅を入れたアレンジバージョン。このスタイルに定まるまで、喧嘩や試行錯誤があって10年くらいかかったけど、今は子どもたちも日替わり雑煮を楽しみにしてるよ」と話すHさん家のように、自分たちらしく改良しながらお正月を次の世代に伝えていくのは、とても素敵だと思うのだ。

さて、みなさんはお正月、平和にお過ごしですか?

毎年同じだと飽きちゃうから、と台湾風などアバンギャルドなお雑煮に挑戦する人も。しがらみよりも楽しくいただけることが大事だ。photo/iStock