お正月にまつわる珍ルールが続々

年末、夫の実家から妻の実家へ“あるもの”が届かず双方の実家を巻き込んで大騒動が勃発したのは、九洲某県生まれのCさんだ。

実家から年末に『あなたの夫さんの実家からブリが届かないんだけど!』って怒って電話が来て困惑。たしかにうちの地元では、妻の実家へ婚家からお歳暮代わりに年末に生のブリを丸ごと1匹贈り、それを正月に食べる習わしがあります。婚家から『お宅のお嬢さんはよい嫁ぶりです』っていうダジャレメッセージ混じりの贈答ってことらしいんだけど、生まれも育ちも東京の夫実家がそんなこと知るはずもない。

義母はうちの実家の反応に、『お歳暮にお酒を送ったんだけど、それじゃダメなの?』ってムッとてしまうし。事情を説明しても実家の父は『大事な娘をやったのにブリも送ってこないような家とはつきあえん』と激怒。結局、夫に夫親の名前でブリを送ってもらってなんとか事を収めたけど、老夫婦2人でブリ1匹食べ切れるわけないのに、古臭いしきたりにこだわる実家の両親にゲンナリ。結婚ってこういうところがめんどくさいよね」(Cさん)

言ってくれなきゃ、老夫婦にブリ1本、お歳暮に贈らない。地方ならではの風習は難しい。写真はイメージです。photo/iStock

正月2日目の朝、「え、なんで『とろろご飯』じゃないの?」と夫に不思議そうに言われたのは、イタリアンシェフの夫を持つEさん。夫の商売柄、食に関してはいろんなことを話し合ったふたりだったが、お正月にとろろご飯を食べる習慣は、ついぞ聞いたことがなかったという。

「だったら言ってよ~って感じ。1月2日のそれも朝食時に言われても、開いてるスーパーだってないし、そもそも心の準備がなかったからイライラ。そこへ『そんなの(教えなくても)常識じゃないの?』ってかぶせてきたから、カッチーン」(Eさん)

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出産後の結婚3年目の正月に「当たり前」のすれ違いを知ったのは、Fさんだ。
子どもが赤ちゃんせんべいを食べこぼしたから、いつもの調子でハンディ掃除機をかけたら『おい、正月早々、なにやってんだ!』と夫。小さな子どもがいる家庭で3日間も掃除しなかったら、家が廃墟になるっての(怒)!」(Fさん)
三が日はお掃除も厳禁なのが「当たり前」という正月ルールが夫実家に存在したらしい。

謎のマイナールールがある家もある。Gさんの実家では、12時の新年の時報とともに、家族で「あけましておめでとうございます!」を言い合うのが必須なんだという。家族といれば直接、外出していれば電話で、が子どもの頃からのG家の常識。
ところが、結婚した年の大晦日。このルールを忘れて夫とベッドイン。12時03分に、両親から「どこにいるの? 事故にあったの? 新年のあいさつがないなんて死んだと思うじゃない!」と電話が……。「夫と裸でいます」とはもちろん言えず、翌年からは、イチャコラは12時の新年の挨拶が済んでから、と心に誓ったという。