深田恭子に綾瀬はるか、沢尻エリカも…若手女優の登竜門「難病ヒロイン連ドラ」はなぜ少なくなったのか 

「難病ヒロインもの」の歴史

12月26日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ「青天を衝け」。印象的な場面のひとつが、主人公・渋沢栄一の妻・千代の最期(第36回)だった。

番組の公式ツイッターも、

「コレラに感染し、倒れてしまった千代。名医による懸命な治療も及ばず、息を引き取ります。伝染病で面会は禁止、子どもたちは看取ることもできず…。すぐに火葬され、悲しい別れとなりました。棺の中の最後の千代の顔は、神々しいほど美しかったといわれています」

と、ツイート。その突然すぎる最期を美しく演じたのは橋本愛で、薄幸な役には定評がある。泣かされた視聴者も多かったようで、ヒロインが若くして病死することがドラマにもたらす衝撃を改めて認識させた。

番組公式Instagramより
 

そんなわけで、テレビドラマの歴史においては、ヒロインの闘病や死を主題とする連ドラが数多く作られてきた。

1970年代なら「赤い疑惑」(TBS系)。デビュー3年目の山口百恵が、放射線事故による被曝で白血病になる高校生を演じた。恋人役は前年、映画「伊豆の踊子」で初共演した三浦友和。ドラマではこれが初共演で、ふたりはゴールデンカップルとしての人気を不動のものにする。

80年代には「私は負けない!ガンと闘う少女」(TBS系)というド直球なタイトルの連ドラもあった。主人公の高校生を演じたのは、18歳の松本伊代。まだ天然キャラがそれほどバレていなかった時期ならではのキャスティングである。

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