主にインスタグラムで「結局怖いのは人間だよね」というテーマで漫画を描き、53.8万人のフォロワーがいる、ちなきちさんの人気作『僕と帰ってこない妻』。主人公は妻と子を持つ、ごく普通の会社員・倉田和樹。周りからはイクメンでよくできた夫だと評価されていますが、妻の雪穂が家出し帰ってきません。なぜ2人はすれ違ってしまったのか。夫婦関係が変化した、妊娠初期のことを和樹は振り返ります……。前編【仕事大好きだった妻が妊娠し、切迫流産に…寝込んだ妻が「決意したこと」】から続く、後編記事です。

妊娠継続と仕事の両立は可能か…

妊娠判明当初の明るく前向きな生活は続かず、雪穂のつわりが始まったことで二人の生活が一変します。雪穂はつわりで辛い状況の中、更に「切迫流産」と診断されたことで、会社での立場が悪くなり情緒不安定に。慰めようとする和樹に対しても雪穂は強く当たってしまいます。

そんな姿に和樹は「子供が出来ない方が幸せだったのだろうか」と悩んでしまうのでした。というのも、雪穂は元々仕事が大好きな人でした。和樹を違ってやりがいも感じていて、会社の期待の星。このままどんどん出世していくに違いない。そんな中での妊娠でした。けれど突然「仕事をやめた方がいいみたい」と言い出した雪穂。一体何があったのでしょうか。

『僕と帰ってこない妻』#12より。漫画/ちなきち
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前回のコメントでは「女性が子供を産んで、且つキャリアも求めることはダメなんだろうか」ということを考えさせられました。職場でつらい思いをしていると聞くと、つい「転職」や「退職」を勧めがちですが、仕事はお金だけではありません。そこにやりがいを見出している人も沢山いるはず……。

けれど、今の日本では「子供を産む」ことで「キャリアの継続が難しくなる」というパターンも多い気がします。この状況が改善され、女性だけでなく男性も妊娠・出産・育児に関わりやすくなることを願うばかりです。

それでは続きをご覧ください。

漫画/ちなきち