やくざも推させていただきます、アイドルを!

そんな「推し活」をしている人たちの間で、「あれ、読んだ?」と噂になっている漫画がある。漫画家の八田てきさんの作品『やくざの推しごとだ。

やくざ? 推しごと? このアンビバレンツな組み合わせ、一体何なの?と思うかもしれないが、推しがいる人なら共感しかない、あーわかる! その通りだよ! と漫画を読みながら思わずつぶやいてしまう内容なのだ。

実際に、BTS好きの編集部員がこの作品をライターさんに教えてもらい、ちょっと読んでみようかな、と読み出したら止まらず、首がもげそうなほど共感しまくったと、かなり食い気味に話してくれた。

-AD-

簡単にストーリーを説明すると、主人公は、これぞ漢(おとこ)の中の漢、「鷲尾組」若頭・金城健(39歳)。組会長の一人娘・恵に誘われ、あるK-POPアイドルのライブに同行。そこからアイドル沼にドボンーー。もう沼が深すぎて、這い上がれないという状態に。右手のチャカ(銃)を公式ペンライトに、名前入りのうちわに持ち替え、金城の熱き、尊き推し生活が始まっていく……、という内容だ。

(c)八田 てき/一迅社『やくざの推しごと』1巻より

登場するのは実在しないK-POPアイドルなのだが、描き方も金城の推し方もハンパないのだ。仁義をおもんぱかる金城だからこその推しの流儀がなんとも素晴らしい!

この作品が生まれた背景は、漫画家の八田てきさんがTwitterに公開していたファンアートがきっかけだったという。そのファンアートが時折、コメディタッチに描かれていて、担当編集はそれにハマり、相談を持ち掛けた。

「コメディ作品としてギャップの作りやすい『ヤクザ』を主人公に据えて、そこに比較的多数の漫画読者の方から共感を得やすいであろう『オタク趣味』を掛け合わせたお話で何かできないかと思い、ヤクザ×オタク趣味でどうでしょう…?と、八田先生にご相談しました。オタク趣味の部分は(先生の方でものめり込んでいた)アイドルの『推しごと』で描きたいです、ということで作品の方向性がまとまりました」というのは、連載しているDMC・REX編集部の鈴木さん。