かいしさんは日本育ちの中国人。ペルーに留学し、ドミニカ共和国での駐在生活を経て、現在は北京で暮らしています。様々な国で暮らしたがゆえに悩んだ「自分のアイデンティティ」や日々の暮らしで感じる「ジェンダーについて」を描いたインスタグラムが人気を集め、現在フォロワーは7.5万人。FRaUwebでは中国人のかいしさんから見た「中国事情」を綴った「中国人あるある」も毎回大きな反響を呼んでいます。

その中でも話題になったのが、2021年1月30日に掲載した、意外と知られていない”恐るべき”中国の大学受験事情についてのエピソードです。朝から晩まで塾通い、強いプレッシャーからくるストレス……etc.。あまりにも熾烈すぎる中国の大学受験を、日本でも大学受験本番目前のいま、改めてご紹介したいと思います。

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 中国の大学受験生の数は、日本の20倍

年が明け、日本も受験の季節になってきましたね。大学受験といえば、みなさん、何を思い浮かぶのでしょうか。

人生の大半を北京で過ごしてきた私にとって、日本の受験にはあまり馴染みが無いのですが、中国の大学受験は「ヤバイ」の一言だけではとても概括しきれないので、「ちょっと、漫画にしてみよう!」と思いペンを取りました。

イラスト/かいし
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中国の大学受験・高考(ガオカオ)は、例年6月7日・8日の2日間に渡って実施されている全国統一の大学入学試験です(編集部注:コロナの影響で2020年は試験日程が1ヶ月ずれた)。中国の人口は日本の10倍くらいなのですが、毎年の受験生は、なんと日本の20倍くらいになるのです。2020年の日本のセンター試験受験者数は約55万人だったのに対し、高考の受験者数は約1071万人だったそうです。

さらに中国の大学はほぼ国立大なので、各大学ではなく、国立大合格ラインと言うものが合格の基準になります。この合格ラインが、「一本・二本・三本」と点数順に別れており、三本線以上は「本科生」、三本線以下は高専や短大などに値します。