実際、坂田さんを節目節目で重要な役職に導いてくれたのは、いつも男性だった。

「阿波女の活躍には阿波男のサポートも必要だと思うんです。どれだけ女性が頑張っていても、それを認めてくれる人がいないと。阿波男は度量が大きい。県外に仕事で出るようになって、そのことを痛感しています」

J1リーグ徳島ヴォルティスの社外取締役でもある坂田さん。打ち合わせでのひとコマ。

2018年、徳島経済同友会の代表幹事に女性として初めて就任。坂田さんの役割は、「阿波女」というキーワードとともに、徳島がどれほど女性にとって働きやすい地域かを発信することだ。

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「徳島が日本でも有数の女性社長が多い県であることは知られていますが、もっとうれしかったのが、最近、女性の“管理職比率”が全国で初めて2割を超えて1位となったことです。女性社員が多いということはあっても、管理職は男性ばかりという企業がまだ大半というなかで、これはとても誇らしいです」

経済同友会の視察で訪れたフィンランドで、「ネウボラ」という子育て支援策に触れた。妊娠、出産、育児と、子どもの就学前までの間、一人の保健師が継続してサポートするという仕組みだ。

「子どもは社会で育てるという意識があるんですね。たとえ若くても、シングルマザーでも、出産をあきらめないでいられる。徳島もそうありたいんです。保育園も病院も多いですし、女性が安心して働ける土壌があると伝えていきたい」

経済同友会の「阿波女」活躍推進委員会として、目標は女性の管理職比率を4割にすること。阿波女代表、坂田さんの夢は尽きることがない。

●情報は、FRaU2021年12月号『FRaU TRAVEL TOKUSHIMA』発売時点のものです。
Photo:Hirotaka Hashimoto Text:Nobuko Sugawara

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