2021.12.29
# ドラマ

『最愛』『恋です!』『ハンオシ』…10月ドラマが描いた「21世紀型の恋愛」の正体

ピュアな展開の物語

2021年10月からのドラマでは、ピュアな恋愛展開が多かった。

『最愛』という「愛」の物語での恋愛はピュアであった。

TBSの金曜ドラマである。

TBS『最愛』公式サイトより
 

この物語は大輝(松下洸平)のモノローグから始まった。

「その人をいつ好きになったのか、覚えていない」

地方の大学の陸上競技部の選手が、寮長の娘さんを好きだったというところから始まった。好きになった彼女・梨央(吉高由里子)は高校生。

そして梨央もまた大輝のことが好きであった。

でも告白することもなく、離れ離れになってしまう。

恋人同士になる前に、別々の人生を歩み出していた。

二人が再会したのはその15年後。

大輝は捜査一課の刑事、梨央は若くして製薬会社の社長となり、そしてある殺人事件の関係者でもあった。 

15年後、刑事と容疑者として再会した。

ドラマ『最愛』では、二人の仲は進展しない。

いちおうミステリー仕立てのドラマであり、殺人事件の犯人は誰なのか、梨央とその周辺の人物に嫌疑がかけられ、最終話で真相がわかるようになっていた。

ただ、タイトルが『最愛』であるように、犯人当てがメインのドラマではない。愛ゆえに犯罪を犯す姿を描いた物語であった。

15年前にひとつの殺人事件があり、それに関連してまた15年後も殺人事件が起こる。

どちらも、ヒロイン梨央を守るために行われた犯行であった。

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