2022.01.01

在日米軍基地、日本人従業員パワハラの根にある深刻なダメ司令官問題

キャンプ座間だけでない日米同盟の危機

日本人従業員の自殺相次ぐキャンプ座間

日米同盟の重要性は、対外的に日本の主権に対する課題が増える中、中国による地域安全保障への脅威もあり、近年ますます認識が高まっている。

しかし、その中で大切な一端である、日々の日米同盟関係を束ねるべき現地レベルの当事者たちが、取り返しのつかない害を及ぼしている。これは、基地内の労働力のかなりの部分を占める、日本人従業員の扱いに関係がある。

駐留米軍基地内では毎年、数十、時には数百もの上司や同僚からのパワーハラスメント、セクシャルハラスメント、その他職場での悪意のある行為について苦情申立てや告発がありながらも、これらのケースの多くは公に報告されていない。

 

たとえば先月、キャンプ座間(神奈川県)では、在日米陸軍司令部の建物内で起こった日本人女性従業員に対するセクシャルハラスメントの苦情を受けて、米国幹部職員(元陸軍大佐)が密かに米国に送還された。

キャンプ座間  神奈川県資料

その他の苦情や告発に対しては、完全に無視されるか、迅速に誠意をもって対応されることなどなく、その結果、日本人従業員が辞職に追いこまれたり、事件の追及をあきらめ、鬱病に陥ったり、悲劇的なケースとして、自殺という結果を招いている。

キャンプ座間では、何年にもわたり日本人従業員の自殺が起こっている。最近では今年の6月に日本人従業員の男性が自らの命を断った。それぞれのケースの内容はわずかに違えども、その多くに共通点が見受けられる。

関連記事