2021.12.30

養父からひどい扱いを受けてきた39歳の妻、年上の夫に「無償の愛」を求めてしまった理由

七瀬さん(39歳、仮名)は夫に連れられ、心理士で行政書士である筆者・佐藤千恵さんの事務所を訪れました。七瀬さんは幼い頃から、養父の食事を作らされたり、お酌をさせられたりし、それを苦痛に感じていました。しかもある時から、養父は七瀬さんが寝ている布団に入ってきたり、七瀬さんをお風呂に誘ったりするようになりました。

【前編】「養父が布団に入ってくる…30代女性が子供時代に経験した「壮絶なマルトリートメント」

〔PHOTO〕iStock
 

忘れがたい「母の言葉」

さらに、養父は「俺は本当は母さんじゃなく七瀬と結婚したかったんだ」と、言われても困るようなことを二人きりの時に言ってきたり、「女らしくなってきたな」と言って身体を触ってきて、それを嫌がると「親が子どもの成長を確認して何が悪い!」と怒鳴ることもあったそうです。

ほかにも養父はマッサージや耳掃除など身体的接触を伴う世話を七瀬さんに求めてきましたが、母親も面倒臭いのか間に入ってくれず、七瀬さんは養父を不機嫌にすると家族に迷惑が掛かるので嫌々応じていました。以前耳掃除を断った時に養父が激しく怒り、家が悲惨な状態になったことがありました。その時、母親に言われた

「あんたがお父さんを怒らせるから」

の言葉が、七瀬さんは忘れられないのです。

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