2021.12.30

養父が布団に入ってくる…30代女性が子供時代に経験した「壮絶なマルトリートメント」

佐藤 千恵 プロフィール

ある時、弟が喘息で入院したことがありました。急な入院で母親が大変な時でも養父は「一家の主は俺だ! 子どもより俺が優先だろ!」と怒り、夕食が遅れることを許しませんでした。

七瀬さんが小学2年の冬、母親はパートから正社員になりました。帰宅が19時を過ぎるようになり、そうすると当然、養父の夕食に間に合いません。すると今度は七瀬さんが養父の夕食の準備をすることになりました。と言ってもこの頃は朝に母親がおかずを用意して、それを七瀬さんが温めて出すくらいでした。

〔PHOTO〕iStock
 

しかし学年が上がると調理も頼まれるようになり、小学生であるにもかかわらず七瀬さんは母親が休みの日を除いては友人と遊ぶ約束もせず、中学校では部活もせずに毎日早く帰宅しては養父の夕食を作る生活でした。たまには弟に変わってほしいと思うこともありましたが、養父は「これは女の仕事」と言って許しませんでした。

養父の食事の世話のために早く帰宅する七瀬さんに対し、弟は小学校でサッカーをはじめ、夏などは遅くまで練習していました。そうすると夕飯から母親か弟が帰宅するまで、七瀬さんは養父と二人きりになります。

最初は二人で遊んだりと楽しいこともありましたが、しかし、養父は夕食時に七瀬さんにお酌をさせたり、仕事や家族の愚痴を聞かせてきます。七瀬さんにとってそれは大きな負担でした。

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