2021.12.27
# 中国

習近平の大誤算…いよいよ近づく「チャイナショック」と「中国からの資金流出」の足音

マイナス要因が山積み

足元で中国経済の減速が鮮明だ。

その背景には、いくつかのマイナス要因が複合していることがある。

中国国内の不動産市況の悪化、新型コロナウイルスの感染再拡大、米ドルなどに対する人民元高や世界的な供給網=サプライチェーンの混乱などがあげられる。

中国政府も、予想を上回る景気減速に対して利下げに踏み切るなど食い止め策に追い込まれている。

〔PHOTO〕Gettyimages
 

それにも拘らず、当面、中国経済は一段と厳しい状況が続くとみられる。

特に、不動産市況の悪化はより深刻化する可能性がある。

一部の民間デベロッパーは、自社の財務状況などの悪化を投資家に警告し始めた。

その意味は重い。

共産党政権は、不動産関連規制の一部緩和などで住宅価格の下落を食い止めようとしているが、今のところ大きな効果は見られていない。

また、世界的なサプライチェーンの混乱によって、世界的にエネルギー資源や穀物などの争奪戦が鮮明だ。

今後、供給網混乱と資源争奪戦の相乗効果によって、世界的にインフレ懸念は高まるだろう。

GDP成長率の下振れ要因の増加によって、中国から流出する資金は加速度的に増えるかもしれない。

中国初の世界経済の混乱のリスクは無視できない。

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