メットライフドームを「野球場」から「ボールパーク」に変えた、凄すぎる“照明技術”

スタジアムを支える最新技術

ここ数年、さまざまな「スポーツ」のルール改正が行われている。柔道では新ルールが適用され、卓球やテコンドーでビデオ判定が導入されるなど、今年の東京五輪で違いを感じた人も多かったはず。

それは一体なぜか? ひとつは技術やスポーツ科学の発達によって判定や審判の偏りをなくし、ルールを明確化できるようになったため。ふたつめは試合にスピード感を出したり、勝負を分かりやすくすることで、試合時間を短縮して中だるみを少なくするためだ。

どちらの場合にも共通しているのは、「楽しさを凝縮して、スポーツを誰でも楽しめるエンタテインメントにする」ということ。エンタテインメント化をよしとしない人もいるだろうが、多数は「スポーツ人口を増やし」「より観戦を楽しめる」と肯定的だ。

さらにテレワークの普及などで体を動かさない人口が増える中、誰でも手軽にスポーツを始められるきっかけを作ろうと、スポーツ庁と経産省が中心になって動いている企画がある。

それが官民一体となって進めている「スタジアム・アリーナ改革指針」だ。

国ベースの話をすると堅い話になってしまうが、簡単に言えば野球場やサッカー場、体育館(アリーナ)などスポーツ施設を改革して「試合を観戦する場所」から「地域の人々が集まって楽しめる場所」にしようというものだ。

改修が完了したメットライフドーム。全くムラのない照明には「匠の技」が光る/写真はすべて筆者撮影
 

そんなスポーツ施設のエンタテイメント化のため、実はその裏ではさまざまなテクノロジーが開発・導入されていることをご存知だろうか? 

特に進化が凄まじいのが、ディスプレイやナイター照明といった「映像と照明による演出システム」。今回は、先日改修が終わったばかりの西武球場こと、埼玉県所沢市にあるメットライフドームを取材した。スタジアムを支える「匠の技術」を紹介していこう。

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