2021.12.25
# サッカー

「大迫、ハンパないって!」 高校サッカー「衝撃的なストライカー」3人を振り返る

第100回、新たなスターは登場する?

記念すべき第100回大会を迎える

「う~つ向くなよ~、ふり向くなよ~」

阿久悠作詞、三木たかし作曲で知られる「ふり向くな君は美しい」を耳にすれば、“おっ、高校サッカーのテーマ曲ね”と反応する人はきっと多いはずだ。

全国高等学校サッカー選手権大会は本年度で節目となる100回目を迎える(12月28日開幕)。前身は1917年度から開催された「日本フートボール優勝大会」。1925年度以降、全国で予選が行なわれるようになり、大会名も「全国中等学校蹴球大会」に変更されて現大会への流れが出来上がった。

戦争時の中断期間を挟み、1946年度の第25回大会からは途切れることなく毎年度開催されてきた。日本テレビによる全国中継や関西圏から首都圏開催への変更、出場枠拡大と注目度や大会規模も大きくなって今に至っている。

これまで多くのスターが誕生した。語り継がれる多くの“偉業”も生まれている。大会の醍醐味と言えば、やはりゴール。衝撃を走らせた3人のストライカーの活躍を振り返ってみることにしたい。

「冬の国立」の舞台となる国立競技場[Photo by gettyimages]
 

あの「名言」が生まれた試合

「大迫、ハンパないって!」

2008年度の第87回大会に、まさにハンパないストライカーが出現した。鹿児島城西(鹿児島)のエース、大迫勇也(現在ヴィッセル神戸)である。日本代表で活躍する彼の知名度が、初めて“全国区”となったのが全国高校サッカーだった。

一大会10得点は、今も破られていない歴代最多記録。決勝で広島皆実(広島)に敗れて準優勝に終わったものの、そのプレーには誰もが度肝を抜かされた。準々決勝、0-5で敗れた滝川二の主将がロッカールームで涙ながらに大迫のプレーに驚嘆する映像が大きな反響を呼んだのはご承知のとおり。冒頭のコメントがTシャツになるほどだった。

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