2021.12.28
# エンタメ

「ジンベエザメ 湯冷め」ジョイマン高木がラップで伝えたい「言葉の違和感」

高木晋哉さんインタビュー【後編】

そんなラップネタを世に出す場所の一つに、Twitterがある。

「Twitterをメモ帳代わりにして、ラップの赤ちゃんみたいなもの書き留めています。本ネタとしてはボツになってしまうようなラップでも、Twitterでは気軽に発信できるんですよ。例えば、『秋 好き』とか『日々 エビ』とか、短いラップって、口で言ってしまうとお客さんが飲み込んでくれるまでに時間がかかりますよね。でもTwitterなら活字で見て、自分のペースで噛み締めてもらえます。

最近投稿したラップを見返す高木さん(撮影:柏原力)

あと、いちょうが舞っているのを『いちょう 絶好調』と表現したとしても、音だけ聞いたら『胃腸』だと思う人もいるじゃないですか。だからネタで出すのには向いていないと思う一方で、Twitterだと平仮名や漢字で表記を調整すれば、こちらの意図を正しく伝えられます。Twitterだからできることも結構あるんですよ」

 

意外にもTwitterとラップネタの親和性は高かったようだ。そのようなラップネタを、高木さんはどうやって作っているのだろうか。

「街を歩いていて目に入って来たものとか、そのときの気分から韻を踏むことが多いですね。すぐに思い浮かぶものもあれば、ちょっと考えることもあります。例えば『いちょう 絶好調』『いちょう 絶不調』だったらどっちが面白いか、悩んで調整することもありますね。

あと特に意識しているのが、これまでに出会ったことのない言葉を出会わせること。『普段着 エリンギ』とか『ジンベエザメ 湯冷め』とか、なるべく遠いものを組み合わせることで生まれる違和感が好きだし、聞いている人の心にも残りやすいかなと思いますね」

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