2021.12.30
# 韓国

韓国は日本を追い抜く前に朝鮮半島ごと沈没してしまいませんか?

超少子化と旧友好国との距離の意味

中国が米国を追い抜くのか?

「韓国、2027年に日本を『追い越す』…日本経済研究所が『警告』=韓国報道」というニュースが流れている。

by Gettyimages

韓国メディア「韓国経済」が12月16日、日本経済新聞系列の経済研究所である日本経済研究センターが15日に発表した「アジア経済中期予測」報告書を引用。日本の1人あたりのGDPが2027年に韓国、2028年に台湾に「追い越される」と報じたのだ。

韓国の人々が狂喜乱舞する姿が目に浮かぶが、これはあくまでも「予想」である。「予想」は当たることもあれば外れることもあるものだ。

例えばひところ、中国のGDPが米国を抜くと姦しかった。前述の日本経済研究センターが昨年12月10日に「中国GDP、28年にも米超え 日経センター予測」として日本経済新聞に登場している。

しかし、12月15日には「米中GDP、逆転は2033年に後ずれ 中国の民間統制で(日経センター予測)」と、たった1年で大幅に後退している。

日本経済新聞だけではなく、世界中のメディアの予想においても、11月6日公開「食糧危機は中国から始まる――14億人の民を誰が養えるのか」、10月2日公開「これは習近平の経済自爆戦術か、行き着く先は巨大な北朝鮮」のような状況を見て「大幅下方修正」が行われている。

もちろん、追われる米国の方も不幸にも民主党バイデン政権であり、12月24日公開「米中は中国恒大債務危機問題のもみ消しを図るつもりなのか?」、10月9日公開「バイデン政権では中国発の経済混乱を防げないと思えるこれだけの不安」のような危険な状況である。しかし、それでも極めて近い将来に共産主義中国のGDPが米国を抜くという話は今や「夢想」と呼んでも良いだろう。

 

主要メディアが予想の根拠に使用したデータは、結局、改革・開放以来40年以上も続いた「ロングバブル」のものにしか過ぎなかったのだ。言ってみれば、1989年のバブル崩壊前夜に、1950年の朝鮮特需以来破竹の勢いで成長してきた日本が「米国のGDPを追い抜く」と予想したようなものである。

韓国の場合は「1人当たりGDP」の問題ではあるが、構図は全く一緒である。バブル時代に「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と浮かれたのと何ら変わりがないということだ。

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