喧嘩が絶えないと感じることが多いSNS

……といった内容を日記の形で投稿した際、予想以上の反響がありまして、おおむねTwitterの現状の見え方について腑に落ちたような感想でしたが、中には「ネットが喧嘩ばかりの空間で何が悪いのか」「一見平和なコミュニティは、誰かの意見を封殺している陰湿な場でもあるんだよね」など、批判的な意見も散見されることに。

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たしかに、Twitterでは「議論」の形で、建設的な意見もきちんと発信されております。そうした意見交換の場は必要でしょう。だからこそ、不必要に攻撃的にならず、世代を越えて理解し合うことが大事に思えます。急に大人から怒られてしまったと怯えさせてしまっては、大人と若者が意見を交わすこともできません。

補足ですが、「喧嘩するのは良くない」とは自分も思っておりません。若者世代のユーザーが多いDiscordやTikTokでも喧嘩は発生するでしょう。しかし、それは同世代たちのすれ違いの結果であり、罵り合いが目的の場であるわけではないという話です。

それはともかく、Twitterが「大人の喧嘩場」の側面を持つことは仕方ない。Twitterも今や十数年続いたSNSです。人が集まる流行の最先端の場が、時とともにかつて若者だった大人の溜まり場となり、若者たちが別のコミュニティへ移るのは当然の流れです。インターネット全体がこうやって循環していくわけで、歴史がただ繰り返されただけのこと、とも言えます。

photo/iStock

ただ、今回の事件が議論を呼び起こした要因は、大人側から「若者のコミュニティ」を攻撃したことでしょう。件の書評家の方は、謝罪ツイートの中でもTikTokに対して、「TikTokで感想を発している人のおかげで本がたくさん売れ、版元も著者も書店も大喜びという素敵滅法界に水を差すツイートをして、申し訳ありませんでした」と皮肉ともとれる表現を使用していました。ここまで徹底して己の正当性を貫く姿勢には、尊敬の念すら感じます(※)。

※その後、楽しんでいることに水を差すツイートに関する謝罪をしっかりされ、小説好きな人たちに役に立てるように精進したいとツイートされています。