2021.12.26
# 地震

12月26日 スマトラ島沖地震発生(2004年)

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

2004年の12月26日、インドネシア・スマトラ島沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。

この地震はスマトラ島やアンダマン諸島の下にあるユーラシアプレートがインド洋下にあるインド・オーストラリアプレートの上へとせり上がるように運動したことによって発生しました。

マグニチュード9.0という値は2011年に発生した「東日本大震災」とほとんど同じ強さであり、観測史上1960年のチリ地震(M9.5)、1964年のアラスカ地震(M9.2)に次いで3番目に大きなものです。

地震による建物損壊などの被害もさることながら、スマトラ島沖地震で大きな被害をもたらしたのは揺れに次いで発生した巨大な津波でした。

この地震によって発生した津波はインドネシアをはじめとしてスリランカやマレーシアなどインド洋の諸国を襲い、最終的に30万人もの死者・行方不明者を出すなど史上最悪の津波被害をもたらしました。

津波による被害の様子 photo by GettyImages

ちなみに、先ほど紹介したマグニチュード9.5のチリ地震では死者1700人程度であり、スマトラ島沖地震の膨大な死者数はインドネシアなどでは海抜の低い土地で生活している人が多かったことや、津波被害に対する知識不足が原因ではないかと言われています。

また、翌2005年の3月28日には同じくスマトラ島北西でマグニチュード8.4の地震が発生しており、こちらも震源に近いニアス島で1000人近い死者を出しました。

この地震によって壊滅的な被害を受けたインドネシアに対して、国連主導で様々な支援政策が行われました。日本からも金銭的な支援が行われたほか、日本赤十字からも大規模なボランティアが派遣されています。

南海トラフ地震の発生が危惧されている現在、私たちも地震や津波に対する備えを見直したいものです。

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