アイデア満載、兄と妹の仲良しクッキング

漬けすぎてしまったぬか漬け、しなびてしまった小松菜、作りすぎて残ってしまった煮物……これらの食材をムダにすることなく、おいしくいただく方法をすぐに思いつきますか? 日本のフードロス問題も大きな課題となっている昨今、鮮度が落ちた野菜や余ったおかずをそのまま捨てるなんてことは避けたいところ。うまく活用できる調理法を考えたいですよね。

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そんな情報も描かれているのが、母親が亡くなった後、料理担当となった兄と、そのお手伝いをする妹の姿が微笑ましいグルメ漫画『笑とお兄ちゃんのなりゆきごはん/ぶんか社』。母親が2年前に亡くなり、一家の料理番となった兄の光太は、まだ学生ながら料理や食材に関する知識が豊富。また、食費がかさまないように安くておいしい料理を作るのも得意という、頼れるお兄ちゃん。そんな光太が、前述の食材を活用した見事な料理を披露しています。

一方、妹の笑(えみ)は、いつも元気でちょっとおしゃまな小学1年生。お兄ちゃんと一緒におばあちゃんの家に食材をもらいに行ったり、調理中のお兄ちゃんのサポートをしたり、不慣れながらも一生懸命にお手伝いする姿がとても可愛く、応援したくなる存在。出来上がったごはんをおいしそうに食べる姿もたまらなく可愛いのです。

ちなみに2人のお父さんはいつも食べるだけ(笑)。ですが、家族で食卓を囲んで「うまい!」「おいしー!」と言いながらごはんを食べる、それだけで幸せな気分になれるということが伝わってきます。

本作の作者である池田さとみさんは、これまでに数多くの作品を手がけてきましたが、作中においしそうな料理がよく登場します。家庭的な料理でありながらも、少しアレンジが加えられていたり。このちょっとしたアレンジは本当に作ったことがある人でないと描けないだろうなと思います。担当編集の仲野さんも同じことを思っていたそうで、いつか料理や食を切り口にした作品を描いてもらいたいと連載を依頼したのだとか。

実際に連載を始めてみると、「余った野菜を乾燥させて混ぜたみそ玉(おたすけ玉)など、簡単だけどアイデア満載なレシピが次々と出てきました。おたすけ玉、ウチんダック、やっつけシューマイなど、メニュー名(=タイトル)にもこだわったので、そのおもしろさも感じていただきたいです。正式な北京ダックではない、普通のシューマイではない、池田先生オリジナルのオンリーワン料理が登場します」と仲野さん。

具体的な分量などの記載はないのですが、光太が笑にわかりやすく説明するため、調理工程を理解しやすいと思います。また、身近な食材で作る簡単メニューばかりなので真似できるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。