芸能人にも大人気「ハイブリッドドッグ」に隠された、「残酷すぎる現実」
飼い主は知っておくべきではないか?「ハイブリッドドッグ」、あるいは「デザイナードッグ」という言葉をご存じでしょうか。最近人気が高まっている一部の犬種で、「マルプー」や「シープー」などが該当します。
人気芸能人やYouTuberが飼っていることも多く、YouTubeの動画に登場したのを見たことある人もいるのではないでしょうか。そんな場面を目にして、「ぬいぐるみのようにかわいいので、我が家でも飼いたい」と思った人も多いかもしれません。しかしハイブリッドドッグには、後述するような悲劇的な歴史や問題もあります。

ハイブリッドドッグとは?
ハイブリッドドッグとは、2つの血統種を交配して生まれた犬のことで、特に血統書付きの犬同士を人為的に交配させて生まれた「ミックス犬」を指しています。よく聞く「雑種」は、一般的に様々な犬種が交配した犬のことを言います。そのため、雑種とハイブリッドドッグは違うのです。
例を挙げた方がわかりやすいので、ハイブリッドドッグの中でも人気のマルプーで考えていきましょう。
マルプーとは、マルチーズとトイプードルを両親に持つミックス犬です。ただ両方の犬種の血統がただ混ざっているだけだと、「マルチーズとトイプードルの雑種」になります。そうではなくて、純血種同士の両親から生まれた犬のみをマルプーと言います。具体的に説明すると、マルプーが生まれる組み合わせは以下の2通りです。
マルチーズ(父親)×トイプードル(母親)
トイプードル(父親)×マルチーズ(母親)
ちなみに注意点としては、マルプー同士の交配はあまり良くないと言われています。