2021.12.26
# 週刊現代

大谷翔平、藤井聡太、羽生結弦…天才の親たちの子育て、じつは「意外な共通点」があった…!

大谷翔平、渋野日向子、羽生結弦、錦織圭…前編の「天才アスリートの親たちに聞いた、子育てで「絶対にやらなかった」意外なこと」では、天才たちを育てた親たちが、その子育てで「やらかなかったこと」をお伝えしたが、そこには意外な共通点があった。天才を育てた親たちは何を意識して、子どもと接しきたのか---。引き続きお伝えする。

好きなことを妨げない

親は親、子供は子供という意識のもとで、子供たちの「やりたい」という意欲を重んじ、余計な口出しはしない。この原則を、さらに突き詰めたのが、史上初の10代四冠を達成した、将棋の藤井聡太(19歳)の家庭だ。

藤井の父・正史さんと母・裕子さんは、息子がなにかに集中しているときは絶対に止めないように心がけていた。

普通であれば、「ご飯の時間だよ」「お風呂に入りなさい」などと、生活のリズムにあわせて中断させたくなるところだ。

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だが、藤井の両親は本人のなかで区切りがつくまで声をかけなかった。

そんな藤井が将棋と出会ったのは、5歳のとき。祖母が駒に動かし方が書いてある「スタディ将棋」を買ってきたところ、寝食を惜しんで熱中した。

中学校に上がると、藤井が熱中したのは英語や数学などの「主要教科」ではなく、地理だった。

「藤井さんは、他科目はそっちのけで山や川の名前ばかり熱心に覚えていたそうです。でも、ご両親は『もっと英語を勉強しなさい』とか『数学をやりなさい』ということは言わなかった」(藤井家を取材した将棋ライター)

こうした「好きなことを妨げない」姿勢は、藤井の将棋に対する人並み外れた探究心と集中力を養うことにつながった。

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