2022.01.01

箱根駅伝「ナイキ一強」にある変化が…「アシックス」反撃で繰り広げられる“2区の頂上決戦”

ナイキの“勢い”に陰りが

今季の学生駅伝もナイキが首位を“独走”している。10月10日の出雲駅伝は出場120人中102人(85%)、11月7日の全日本大学駅伝は出場216人中177人(81.9%)がナイキのシューズを着用(※目視のデータ)。学生ランナーのシューズシェア率はダントツのナンバー1なのだ。

アシックス、ミズノ、アディダス、ニューバランス、ブルックス、ホカオネオネ、オンなど人気スポーツブランドがひしめくなかで、この数字は驚異的といえるだろう。

photo by iStock

多くのランナーがナイキを選ぶ理由は明確だ。ナイキの厚底シューズはとにかく「速い」のだ。個人差はあるものの、従来のモデルと比較して、履くだけで1kmあたり2~3秒も違ってくる。箱根駅伝の距離でいえば、40~70秒もの差が生まれるのだ。

しかし、2017年から右肩上がりを続けてきたナイキの“勢い”に少し陰りが出てきている。箱根駅伝2021は出場210人中201人、ナイキの着用率は95.7%に到達していたからだ。

近年は他社もカーボンプレートを搭載した厚底モデルを続々と発売。シューズの“性能”という部分では、以前ほど明確な差はなくなりつつある。さらに他社はプロモーション活動にも力を注いでいる。

国内トップ選手でいうと、現役復帰時からナイキを着用してきた新谷仁美(積水化学)がアディダスと契約。2018年の東京マラソンで2時間6分16秒の日本記録(当時)を打ち立てた設楽悠太(Honda)もプーマと新たな契約をかわしている。

 

新谷は11月28日のクィーンズ駅伝(全日本実業団女子駅伝)で5区を31分29秒の区間新で駆け抜けてチーム初優勝に貢献した。しかし、ナイキを着用していた五島莉乃(資生堂)に1秒差で区間賞を奪われた。

設楽も“プーマデビュー”となった12月5日の福岡国際マラソンは左ふくらはぎを痛めて、20km付近で途中棄権。ふたりともナイキを履いていたほどの爆走は見せていない。

一方、ニューバランスを履いてマラソンに挑戦してきた神野大地(セルソース)がナイキに変更。12月19日の防府読売マラソンで念願だったサブテン(2時間9分34秒/2位)をスンナリと達成したことが話題になっている。

SPONSORED