2021.12.26
2022年、日本株は「黄金時代」へ…日経平均「3万8000円」の“バブル相場”がやってくる!
日経平均は「上値3万8000円」へ
2022年の日経平均の上値を3万8000円程度とした。その根拠を述べる。
現在、日経平均の当期予想EPSはQUICKコンセンサスベースで2,136円と前期実績対比38%増益が見込まれている。
コロナに見舞われた前期の発射台が低いので当然と言えば当然だが、大幅増益である。一方、来期予想EPSは6%強の増益で2,271円の予想だ。日本企業の業績の伸びは今年度に比べて大幅に鈍化する。
今年度の業績は本決算までに保守的に見積もっても5%は上方修正されるだろう。その時点で来期の予想もそのまま5%上にスライドしてEPSは2,385円になると仮定する。
これは来期の早い段階で明らかになる数字であり、来期中にまた修正されるが現時点でそれは予想できないので、ここではこの数字を来期のEPSとして使う。

このEPSをPER何倍まで評価するか、つまり予想PERは何倍になるかという点については過去平均並みに戻ると仮定する。
アベノミクス相場がスタートした2012年末以来、日経平均の予想PERの平均は15.5倍だ。来期はこの予想PERの平均15.5倍まで戻ると想定している。その理由はコロナが今年以上に抑制されると思われるからだ。