2021.12.28
# ビジネス

休みも手当もないのは「法律違反」です…休日に“タダ働き”を強いられた30歳会社員の逆襲

木村 政美 プロフィール

休日出勤を続けると過重労働の恐れあり

10月、11月と土日の休日出勤を続けていたA藤さんの月労働時間は、法的にはどうなのか?

A藤さんの休日労働時間は、休日1日の労働時間は8時間として、10月は10日間で80時間、11月は8日間で64時間である。

労働基準法で決まっている法定労働時間は1日8時間、1週40時間だが、A藤さんの会社が特別条項付きの36協定を労使で締結し、所轄の労働基準監督署に届け出ていた場合は、現状では法違反にならない可能性がある。
<参考:厚生労働省・時間外労働の上限規程わかりやすい解説4ページ目>
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000910769.pdf

 

しかし、労働時間が法違反でなかったとしても、A藤さんが1週間ほとんど休みがなく働いていること自体が問題である。もし、この勤務形態による過重労働が原因で心身の病気になり、労災の認定が下りれば会社の責任を問われることになる。たとえ休日出勤手当を支払っていたとしても労働時間のカウントが減るわけではないので気をつけたい。

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A藤さんの訴えの結果は…

では、これからA藤さんは会社に対してどう対処すればいいのか?

(1)再びB里課長に休日出勤分についての処遇をはっきりさせるよう話す。
その際、代替えの休みを与えず、休日出勤手当の支給もしないB里課長の扱いは法違反であること、もしすぐにでも改善されない場合は上席の上司に相談し、対処してもらう旨を話すといいだろう。
(2)(1)の方法で改善されなかった場合は、上席の上司に相談する。
(3)(2)の方法で改善されなかった場合は、所轄の労働基準監督署で相談する。

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