2021.12.27
# 医学部 # 家計

6年間で「最低でも2000万円」…私大医学部の学費が「こんなにも高い」事情

受験者数と「反比例」する
庄村 敦子 プロフィール

一方、私大医学部前期試験ののべ志願者数は、前年よりも5073人減った7万463人。

「例年なら10大学ぐらい受験していたはずの生徒が、コロナ禍での移動を避けて5~6大学に絞って受験したケースが多く見られました。本命校以外は、地元の大学や地元に地方会場を設置している大学を中心に受験したようです」(可児さん)

「私大医学部の受験を考えているご家庭からは、『6年間で3000万円までなら出せる』という話はよく聞きますね。学費の上限額がないご家庭にとって、値上げは志願者減でライバルが減るので、ありがたい話かもしれません」(神本校舎長)

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実際に、裕福な開業医の家庭などでは学費を気にせず、子どもを私大医学部に入学させる傾向があるという。過去に取材した学費が高いある大学の学生駐車場には、高級車がずらりと並んでいた。「職員駐車場の車よりもはるかに高い車ばかりですね」と、職員が話していたのが印象的だった。

学費の増減によって大きく変動する私大医学部の受験者数。受験する人数が変わるということは、すなわち相対的な「偏差値」も変化するということだ。

「綺麗な反比例」を見せる私大医学部の学費と偏差値の関係性や、国公立大と比較して私大の学費が高額な理由、さらに卒業後の縛りはあるものの、低額や0円で医師になる道については、【後編】『6年間で「平均3200万円」…私大医学部の学費が、国公立大の「10倍」なワケ』にて紹介しよう。

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