閣僚経験者が絶句「岸田には何もない。安倍でも国家観が、菅でも実行力があったのに」

首相動静はなぜ書き換わったか

前代未聞の首相動静「変更」の背景

岸田文雄政権の「蛇行運転」が止まらない。政権発足後2ヵ月が経過したが、その核であるはずの首相の決断が空回りし、官僚たちを右往左往させているためだ。

先走る言動から軌道修正を余儀なくされるケースも頻出し、自民党内には「一体、誰がハンドリングしているのか」と先行きを危ぶむ声が漏れはじめた。

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12月8日、日本有数の頭脳が揃う霞が関の官僚たちを動揺させる衝撃的な「日程変更」が伝わった。与野党問わず政治家の言動に翻弄されること自体は、官僚にとっては慣れたものだが、あろうことか分刻みで事前に組み立てられる「首相の日程」が、事前調整のものとは異なっていたのだ。

北朝鮮による核実験や弾道ミサイル発射、自然災害の発生時など緊急性のあるケースを除けば「前代未聞」ともいわれる出来事だった。

匿名を条件にある政府関係者が語る。
「実は、12月9日に新型コロナウイルス感染症対策本部の会合を開くべく、調整されていました。テーマはワクチンの追加接種についてということだったのですが、それが突然見送りとなったのです」

通信社と新聞各紙が報じている「首相動静」を確認しよう。

12月9日、岸田首相は午前6時58分に東京・赤坂の衆院議員宿舎を出発し、首相官邸に着いたのは同7時2分。磯崎仁彦、木原誠二両官房副長官とそれぞれ打ち合わせた後、同11時37分まで参院本会議に出席している。

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