2021.12.22
# ビジネス

まるで天国と地獄…コロナでエンタメ業界に「残酷なまでの格差」が生まれていた

ギャンブル業界は絶好調、一方で…

苦境のエンタメ業界は1年でどう変わったのか

筆者は20年11月30日、「コロナで『エンタメ業界が崩壊寸前である』ことを示す、これだけの根拠」で、新型コロナウイルス感染拡大が、映画や舞台、芸能やスポーツ、遊園地などのエンターテインメントや娯楽に与えている影響をいち早く取り上げた。

あれから約1年が経過した。その後の状況について、改めて検証してみたい。

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検証には前回と同じく、経済産業省の「第3次産業活動指数」を参考にする。同指数には「娯楽業」という調査項目があり、映画館、劇場・興行(音楽・芸術などの興行、プロスポーツ興行)、競輪・競馬など、スポーツ施設、遊園地・テーマパーク、パチンコホールが網羅されている。

2015年を100とした同指数の娯楽業の推移をみると、コロナ感染拡大前の20年2月に96.9だった娯楽業の指数は、政府の緊急事態宣言が発出された20年5月に37.7まで低下した。これは、娯楽業に関連した仕事が、2月と比較して約6割減ったことを表わす。

その後、徐々に回復し、20年11月は81.3にまで活動は戻った。だが、21年に入ると再び、指数は80を割り込み、その後、21年10月まで1度も80を上回ってはいない。(表1、以下、表2、表3、表4とも第3次産業指数をもとに筆者作成)

表1

前述したように、娯楽業の中には様々な業種が含まれており、活動状況には大きな濃淡がある。

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