2022.01.19
# エンタメ

『水曜日のダウンタウン』と格闘技「煽りV」をめぐる、テレビ局員の分かれ道

佐藤大輔×藤井健太郎×TaiTan
現代ビジネス編集部

――補足として説明すると、佐藤さんはもともとフジテレビの社員として総合格闘技イベント「PRIDE」に関わっていましたが、2006年にフジテレビで「PRIDE」が放送されなくなったことを機に会社を退社、その後はフリーランスとして総合格闘技の仕事を続けていくことを選んだ、と。

佐藤:ここで詳しくは話さないけど、とにかくフジテレビと「PRIDE」が引き離されて、僕は「PRIDE」のほうについていくことにした。そのままフジテレビにいたら、煽りVを作ることもできないし、そもそも「PRIDE」と関わることができない。でも僕のことを必要だと言ってくれるファンの期待に応えるために、フジテレビを辞めた。

佐藤大輔氏
 

TaiTan:だいぶ大きい決断ですよね。

佐藤:藤井くんはまだそういうタイミングじゃない? 局員であることによって、自分のやりたいことができなかったり、藤井くんに期待しているファンと引き離されたり。

藤井:今のところ、そこまでの不自由は感じていないですかね。現状に不満が一切ないとは言えないですけど、やりたいこともある程度はできているので。

佐藤:そっか。局員をやめてフリーになる人って一定数いるけど、僕が見ている限り、その後うまくいってる人ってほとんどいない。

藤井:最近でこそ少し状況も変わってきたけれど、これまでテレビ局を辞めてきた人たちって、結果、表現する場を狭めていっちゃうことが多くて。

辞めるきっかけとしては、社内の人事異動で制作の現場から離れることになったっていうのがほとんどだったと思うんですけど、その後がうまくいかないのは、自負する能力と、実際にフリーの立場で求められる能力に乖離があることだと思います。

辞めたらもっと自由にできるかと思いきや、現実はテレビ以上に表現できる場がこれまではなかったし、かといって、そういう場を自分で作るのも難しかった、っていう。

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